アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎とは、花粉やほこりなどが原因になって起こる目のアレルギーのことをいいます。
花粉などが原因である時期にだけ症状がでる季節性アレルギー性結膜炎と、ハウスダストなどが原因で1年中症状がでる通年性アレルギー性結膜炎があります

症状

白目が充血し、目やまぶたがかゆくなり、目をこすったり、かいたりしているとさらに症状が悪化し、目の表面を傷つけでしまうこともあります。
アレルギー性結膜炎を起こさないようにするには、第一にアレルギーの原因となるものを遠ざけることです。特に、こまめな掃除をする等の生活環境の改善、規則正しい食事や、運動を行うことが大切です。

原因

花粉の飛散

季節性アレルギー性結膜炎の原因となる植物は約60種類といわれています。その中でも原因として最も多いのはスギによるアレルギー性結膜炎です。そのほかヒノキ、ブタクサでも症状を起こします。

生き物やハウスダスト

犬や猫などの動物の毛やハウスダスト(ホコリ、ダニ、カビなど)が原因で起こります。これらが原因の場合は、季節を問わず症状のでる通年性アレルギー性結膜炎となります。

治療

治療には、抗アレルギー点眼薬(抗ヒスタミン薬、ケミカルメディエータ遊離抑制薬)が、主に使われます。重症の場合には、ステロイド点眼薬や免疫抑制点眼薬などを使用する場合があります。
また、症状の出やすい時期が予測できる花粉が原因のアレルギー症状の場合には、花粉飛散時期の約2週間前、症状が出てくる前から抗アレルギー点眼薬による治療を始めることで、花粉飛散ピーク時の症状が軽くなります。
毎年花粉症がひどい場合は、症状があらわれる前に眼科を受診することをおすすめします。

原因の特定

アレルギー性結膜炎を起こさないようにするには、第一にアレルギーの原因となるものを遠ざけることです。
そのためには自分のアレルギーの原因(アレルゲン)を知ることから始まります。
当院では、一度の採血で39項目のアレルゲンのチェックができます(保険適応)。
また、小さなお子様やすぐに結果を知りたい方向けに、指先からの少量の血液で8項目のアレルゲン検索が、わずか20分でできる体制を整えています。こちらの検査も保険適応になります。
ご希望の患者様はお気軽にお申し付けください。