OCT検査とは、光干渉断層計という検査機器を使用して、網膜の断層画像を撮影する検査です。
眼底検査だけではできなかった網膜の断面を観察できるようになり、網膜の出血の範囲や深さ、視神経の状態などを正確に診断できるようになり、病気の発見や経過の観察が効果的にできるようになりました。
部分によっても異なりますが、網膜の厚みは0.3㎜以下で中央にある黄斑という部分は視機能が集中しています。そのため、黄斑に異常があると視力に大きな影響がでてきます。OCT検査で撮影する断層画像は主に2種類あります。
①網膜の断層画像
黄斑部および網膜の疾患を発見できたり、わずかな変化を確認するのに
有効な検査です。
②視神経線維の断層画像
正常な状態と比較して、神経線維層の厚さや病気の進行度合いを解析します。
視神経障害が始まっていても通常の視野検査では発見できない早期の緑内障を
発見することができます。
痛みもなく、数秒で撮影可能ですので、気になる方はぜひ受けてみてください。