みなさま、後天性の失明の原因、第一は何だと思われますか?
事故?
感染症?
答えは、緑内障(約25%)です。
意外ではないですか?
徐々に視野(見える範囲)が狭まる病気で、進行すると失明に至ります。
原因は薬剤などによっておこる続発性のものもありますが、多くは原因不明の特発性です。
軽度の状態で治療を開始すれば、視野障害の進行や失明に至る可能性を抑えられますが、初期は自覚症状に乏しいため、悪化するまで気付きにくいという特徴があります。
さらに、緑内障の有病率は40歳以上の20人に1人、60歳以上では10人に1人と、決して珍しくない病気です。コンタクトレンズの作成するために眼科受診した際に偶然見つかることもあります。
一度欠如してしまった視野の改善は難しいため、どれだけ初期の状態で治療を始められるかが重要になります。
がん検診を受けられるように、40歳以上の方は1年に一度は緑内障の検診を受けることが推奨されております。
緑内障の検査と聞くと難しかったり時間がかかると思われるかもしれませんが、実は緑内障の疑いがあるかどうは眼底写真一枚でわかります。瞳を広げる必要もないためご自分の運転でお越しいただけます。
緑内障の検査に関して、ご質問がございましたらクリニックまでお問い合わせください。