ヘルパンギーナが全国的に流行しているようで、ネットニュースで見かけるようになりました。
ヘルパンギーナは夏風邪のひとつで、発熱とともに口腔内に水疱や潰瘍ができてしまいます。口の中が痛いので、食べたり飲んだりすることが普段より落ちてしまいます。
原因はウイルスです。主にコクサッキーA群ウイルスに感染して発症します。ウイルスが体の中に侵入し、3~6日程度の潜伏期間を経て、急に高熱が出て発症します。熱は1~4日続き、口腔内に水疱や潰瘍ができます。
診断に役立つような特別な検査はなく、夏の流行期に口腔内の所見が 認められれば診断できます。
ヘルパンギーナに対する特効薬はなく、治療は対症療法になります。
口の中が痛くて飲むことができなくなると脱水症になってしまう危険もあります。
食欲不振やいつもよりよだれが出ているなど、普段と様子が違う場合は小児科へ受診しましょう。