開業してからドライアイでお悩みの方が非常に多いなと感じます。
ドライアイと一口にいっても、患者様の自覚症状は様々で、「目が乾く」「ゴロゴロする」といったものから「目が疲れる」「見えにくい」という、一見ドライアイと関係ないような症状が、実はドライアイが原因だったりもします。
本来、目の表面は涙の層が覆っていますが、ドライアイでは目の表面が露出してしまい、傷ができてしまうこともあります。
ドライアイの目薬は数種類あり、重症の方では組み合わせて点眼していただくこともあります。
①ヒアレイン点眼液
ドライアイの代表的な目薬です。0.1%と0.3%があります。また、防腐剤の入っていないヒアレインミニもあります。
②ジクアス
2010年から処方可能になった目薬です。目に潤いを与えるだけでなく、涙の成分の一つであるムチンの分泌を促進させることができます。
③ムコスタ
涙の成分であるムチンを産生させ、涙を安定させます。防腐剤が入っておらず、一回使い切りタイプの目薬です。白く濁っていて点眼したあとしばらく視界が白くぼやけ、口に入ると苦いです。自覚症状の改善効果が高いとされています。
④ソフトサンティア
処方薬ではなく市販薬になります。涙に近い成分の人工涙液です。コンタクトレンズの上からも点眼することができます。